第7回談話会レポート 2019年9月14日開催

2019年9月14(土)に第7回談話会が無事終了いたしました。参加頂いた皆様、ありがとうございました。

今回は渥美先生と同じく、佐々総合病院の整形外科医長 久保先生も参加してくださり、「人工股関節の素材」について、スライドを使いながら、沢山お話をして頂きました。よい手術はドクターの腕と人工股関節のクオリティの両方が必要なのですね。

 

■ちゃんと股関節を診られるドクターを選ぼう!

超高齢化社会が進み10年前に比べて人工股関節手術を受ける患者の数は倍増しています。しかし、股関節を専門とする整形外科医が倍に増えているわけではなく、きちんと知識と経験を併せ持ったドクターを選ぶ必要があります。

■人工股関節の素材について

・正常な股関節の軟骨どうしの摩擦は、スケートリンクの1/100しかありません。

現在の人工股関節はその代替ですが、摩擦はスケートリンクと同じです。

・過去に様々な組み合わせの人工股関節もあったが、様々な問題が起きて改良が続けられてきました。

・現在では人工股関節の問題点はあらかた出尽くして、品質も安定しているとのこと。

・人工股関節は複数のパーツで構成されているため、素材の組み合わせは重要です。

・佐々総合病院では主にポリエチレンとセラミックを使った人工股関節が用いられており、

 開発から時間が経ち、安全性が確認されている素材しか利用しない

 

 

患者側は普段あまり気にしない人工股関節の素材ですが、術後の生活にも影響する重要な事だったのですね。

今回の談話会はビジター参加の方もいたため、質疑応答もたくさんされました。

中でも「人工股関節はどのくらい保つのか」という点は手術を検討・経験した患者さんなら皆気になる所でしょう。

答えは「その人の普段の生活による」というものでした。

「車のタイヤと同じ」で乱暴な運転(普段からたくさん動く)なら早く摩耗し、そうでなければそれだけ保つというものです。

皆さん、手術をされたらお淑やかに生活しましょうね!

 

<その他、質疑応答のポイント>

・人工関節は入れ替えはとても大変。そのため、手術は年齢が重要。若いとあまり勧められない

・和式トイレの利用はOK。女の子座りは厳禁。スポーツもいいが、転んだりぶつけたりしないよう重々注意を!

・マッサージ、整骨院通ってもいいけど「治る」と断言する人要注意